ミクの大好きなボスがお星さまになって3か月たった。 ボスは2年前の秋に癌が再発したんやけど、その時フィリピンのレイテ島へ車いすやお薬を持っていくというミッションを企画していたのでみんなに内緒にしていた。レイテミッションは、たくさんの人の協力でさらにパワーアップして小学校を建設するということまでできた。そして闘病・・・その間もおとなしくしているわけもなく、元気に癌と闘っていました。 でもやっぱり病気は進行していて去年の秋には主治医から2年くらいと余命宣告されました。 もうその頃にはボスは酸素ボンベを離せない状態になっていたけど、ボンベを相棒のように引き連れて、姪や友達にお子さんの結婚式を3つも出席してお祝いのスピーチまでこなしていた。 11月にまた入院 12月13日の会社の忘年会は外出許可をもらって焼肉パーティに参加した。 そのとき会社のみんなに、私はもう2年も生きられないとお医者さんからいわれましたが前向きに残った日をすごしていきますのでその生きざまを見ていてくださいと打ち明けました。 毎年お正月には社員みんなにお年玉をわたしていたボスは、1月2日にベルロード店にも自分で持っていきたいといい松吉店長にも新年のあいさつをしてたんやけど、その夜肺炎を発症して、救急車で病院へ・・・とても危険な状態やったんやけどびっくりするほどのがんばりで見事回復。ボスは5月に能登半島への家族旅行を計画してすごく楽しみにしていた。でもどんどん体力がなくなってきて、食欲もなくなってきた。ボスはそれからがすごかった。自分が苦しいのに、自分がいなくなったあとの会社のこと、家族のこと、考えておいてくれた。 社員のみんなもボスをはげましてくれた。仕事が終わると本日の売り上げの報告と、一緒に楽しい写真を毎日メールで送ってくれた。2月、3月の一番忙しいときにそんなメールを送ってくれたみんなにどんなにボスは癒されていたか。今日も忙しいのかなあて、遅い時間にメールがくると心配してはった。みんな ほんとにありがとう 2月29日に、どうしても家で過ごしたいからと退院、 ミクのゲージもボスの部屋にいれてもらって、ずっと一緒にいられたよ。ボスは、苦しいはずなのにすごく優しかった。 そして3月9日、ボスが今日はミクのうちの子になった記念日やといってくれていた。朝はとてもご機嫌やったのに夜 急に苦しくなってまた救急車で運ばれていった。ボスはくるしいのに救急隊員にお礼をいっていた。最後までボスはボスらしくありました。
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